3月に観た映画

3月後半から今まで、立て続けに翻訳関係のお仕事をいただいてしまったため、桜桜もすっかり散った今ごろUP...
観たい映画もたまってて、やや欲求不満気味ですぅ、、、涙

・・・・・・・・・・

「エレジー」

★★★☆

原題:Elegy 
監督:イザベル・コイシェ
出演:ペネロペ・クルス、ベン・キングズレー、パトリシア・クラークソン

切なくて、美しい...
ですが、女性としては、なかなかすぐにはすんなり共感しにくい物語でした。

ですが、この映画で素晴らしいのはなんといってもキャスティングぴかぴか(新しい)
中でも、ペネロペ・クルスの美しさ、芯の強さが
作品に説得力を与えていると思いました。
(というか、彼女の美しさなしには、成り立たないかも...たらーっ(汗)

ベン・キングズレーが演じる初老にさしかかった大学教授は
「美しい」という理由から、ペネロペ・クルス演じる教え子に恋をし、
まあ、ありていに言えば「ヤリたい」と思います。

もちろん、オンナにとって「美しい」と思ってもらい、そこに価値を見出してもらうのは嬉しいこと。
ある意味、中身を誉めてもらうよりも、直球な分、嬉しいかもしれません(ワタシだけ??)
でも、そこには常に
「じゃあ、この美しさがなくなったら、彼の愛もなくなるのか」という不安もつきまとうもの事実。
ふつうは、「年齢」によって、ゆっくりと、でも確実にその不安に直面するのですが、
このヒロインの場合は病気によって、いやおうなく
彼が愛してくれた体のパーツを失うことになってしまいます。

彼の弱さから、すでに二人は別れていたのですが、
そんな状況になって、彼女はふたたび彼のもとを訪れ、乗り越える。。。

...と書いているうちに、観たときよりも、心の深いところで何かを揺さぶられ、感じていたのだと気づきました。
具体的に「感動した」とか「泣けた」とか言うのではないけれど、
いろいろな愛の形に、思いのほか、心の中の痛いところをつかれていたような。

デニス・ホッパー演じる、主人公の友人(やっぱり若いコに目がない)とその妻や、
主人公の大学教授とパトリシア・クラークソン演じる"ガールフレンド"との関係とか...


個人的には、愛はシンプルでまっすぐなほうがいいけれど、
長く生きてきてしまうと、なかなかそうばかりはいきませんからねぇ、、、

愛は...むずかしいですねたらーっ(汗)



「チェンジリング」

★★★★

原題:Changeling
監督:クリント・イーストウッド
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン

これは、もう1年くらい前に、プレス資料の翻訳のお手伝いをさせていただき、製作の経緯を知って、「早く観たい〜〜〜!!!」と思っていた作品でした。

1928年のロサンゼルス。
シングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)が仕事から帰ると息子の姿がない。
五ヵ月後、警察から「息子さんが見つかった」と戻されたのは、まったく別の子供だった。
自分の子供ではないと主張しても、「子供が帰ってきたんだから問題ないでしょう」と邪険にされ、
挙句に、精神錯乱として逮捕されて、病院に入れられてしまう...

現代から見れば「ありえない」話ですが、これは実話です。
脚本家が、偶然、市役所の捨てられそうな資料の山からこの裁判の記録を見つけて、
「ウソだろ??」と調べて、脚本にしたそうです(このエピソード自体、ウソみたいですがあせあせ)。

作品は、さすがイーストウッド。
ストーリーの素晴らしさはもちろん、衣装や音楽まで、
まったくブレやスキのない、密な作品に仕上がっています。

そしてもちろん、何より素晴らしいのはアンジーの演技。
美しく、賢く、切ない母親を、「ここまで見せてくれちゃって、いいの?」と思うくらい切なく演じています。
あの大きな瞳から涙がポロポロとこぼれると、ぐっと胸に迫ります。

また、彼女のルックスに、20年代のファッションとメイクが合いますね。
最初は、「子供を失う」という役柄なので、自分も母であるアンジーは躊躇したそうですが、
アンジー意外では、ちょっとこの役柄は考えられないかもしれません。

しかし、イーストウッド、、、
間もなく「グラントリノ」も公開されますが、あの御年にして、
これほど、力強い作品を立て続けに作れる
パワー、クリエイティヴィティはどこからくるのでしょう??




「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」

★★★☆

原題:Doubt
監督:ジョン・パトリック・シャンリー
出演:メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムズ


ブロンクスのカトリック系の学校。
シスターである校長(メリル・ストリープ)は、ボールペンも嫌うほど、新しいモノ嫌いの保守的な人物。
一方、新しいものに柔軟で、ユーモアと皮肉たっぷりの説教をする神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)は生徒の人気者。
校長はどうしても、この神父が好きになれなかった。
ある日、若いシスター(エイミー・アダムス)が、神父が黒人の男子生徒に特別な感情を持っているのではないかと疑念を抱き......。

「メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの"演技対決"はすごいけど、なんだか分かりにくいなーーー」などと思っていたら、これは、「1964年」という、この映画の時代設定がキモなのですね。

1964年とは、新しい時代に向かいながらもケネディ大統領が暗殺されて、新旧の対立が激しくなった、アメリカの転換点の年(だそうです)。
そして、この作品はもともと、監督でもあるシャンリーが書いた舞台劇。

つまり、これは別にカトリック教会系の学校の権力争いを描きたいわけではなくて、当時の社会の縮図として、寓話的に描いているのですね〜。

と、考えると、メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの
「うまいのはよーーく分かってますが、ちょっとやりすぎでは??」というような演技も、
かなりベタな演出(争いの前に嵐になる、とか)も、納得です。

厳格に"真実"(と自分が思うもの)を暴こうとし"疑い"を一滴落として人心を操る校長は、保守の政治勢力やメディア(?)。
一方の革新的な神父が、かけられる"疑い"が同性愛であり、しかも相手が黒人の少年である、というのも象徴的です。
そして、"疑い"に翻弄される若いシスターは、ごく普通の"善良"な市民。
そんな中で、ヴィオラ・デイヴィス演じる少年の母の訴えだけが、"疑い"も"あるべき真実"も超えてリアリティがあります。

真実であるとか、何が正しいとか、そんなことの価値って、、、と
思わず溜息を漏らしてしまう作品でした。



「オーストラリア」

★★★☆


原題:Australia
監督:バズ・ラーマン
出演:ニコール・キッドマン、ヒュ--・ジャックマン

「オーストラリア版"風と共に去りぬ"」と言われていますが、
そういったカンペキにメロドラマチックなものを冒頭から期待して観ると「あれれ??」と思うかもしれません。

だんだんとドラマチックになっていくのですが、
前半のツカミは、ブラックユーモアにあふれたトゥーマッチ感たっぷり。

そんなシーンの数々も、ゲイテイストならではの
美意識とサービス精神のあらわれだと思うのですが、
ド直球・ドベタなラブストーリーが好きな人は、「悪趣味」と取ってしまうかもしれません。
(ワタシは大好き〜〜ハート達(複数ハート)

ただ、そんなワタシでもちょっと笑ってしまったのは、
ヒュー・ジャックマンの水浴びシーン。
まったくストーリーに関係ナシなのに、なぜかスローモーションで、舐めるように撮影しています。
ほとんど、水戸黄門の由美かおるの入浴シーンばりの、ただのサービスカットたらーっ(汗)
「このシーンが撮りたくて、この作品つくったんじゃないの???」
と突っ込みをいれたくなるほど、バス・ラーマンの妄想大全開です......あせあせ

また、アボリジニの少年とのつながりの中で、アボリジニ独特の文化も描かれていますがちょっと呪術っぽいので、"そーゆー文化なんだ"として受け入れる気持ちがないと、かなりアヤシク見えてしまうかもしれません。
(実際、前の席にいたカップルは"失笑"して途中で帰っていました...)

でも、バズ・ラーマンは、「オーストラリア」と言う以上、
アボリジニの文化もすべて含めて描きたいと思ったのではないでしょうか。

ちょっといろいろ盛り込みすぎかなーという気もしますが、
バズ・ラーマン、そしてそんな監督の気持ちに共感したヒュー・ジャックマン、ニコール・キッドマンの
心意気が伝わる作品でした。

とはいえ、やっぱり「ヒュー・ジャックマンのプロモビデオ疑惑」もぬぐいきれませんが...(苦笑)
(バズ・ラーマン、好きなんだろうなあ...)


「ワルキューレ」

★★☆

原題:Valkyrie
監督:ブライアン・シンガー
出演:トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ、テレンス・スタンプ


すみません...
ワタシ、やっぱりトム・クルーズが苦手かも(特にシリアスな演技のとき)...。
しかも、軍モノもアタマにすんなり入ってこないのですよーーー。
コレも、プレス資料の翻訳手伝ったから、楽しみだったんですけどねー...

この作品、ナチスの話なので、ホントは当然ドイツ語なのですが、基本的には英語で撮られています。
が、最初の少しだけ、トムがドイツ語を話し、なんとなーくいつのまにか英語に移行していきます。
日本人なので、あまり気にせず観られたのですが、
ドイツの人から観たら、どんな感じなんでしょうねえ、、、

なんてコトが気になってしまいました。



「イエスマン〜"YES"は人生のパスワード〜」

★★★★

原題:Yes Man
監督:ペイトン・リード
出演:ジム・キャリー、ズーイー・デシャネル、ジョン・マイケル・ヒギンズ、テレンス・スタンプ


コレ、「ワルキューレ」と同じ日に観たのですが、はからずも"テレンス・スタンプ祭り"になってしまいました。
こちらで彼が演じているのは、「すべてに"YES"と言おう!」と説く、アヤシイ自己啓発セミナーのトップ。
すっごいイイ味だしてます〜〜ぴかぴか(新しい)

しかし、この監督。
かなりロック好きではなのでしょうねえ、、、

前に監督した「チアーズ!」の主人公は、ロスの高校に転向してきたロック&パンク(それも60年代70年代の)好きの男の子。
そんなバンドTシャツばっかり着てたら、"陰"という言葉を知らないロスの同級生からは、「暗い」「オタク」と変人扱いされる始末。
なのに、なぜか恋してしまう女の子はチアリーダー、という設定。

そして今回の主人公は、ごくごく堅い銀行員の主人公(ジム・キャリー)。
なのに、60年代英国テイストたっぷりのファッション(赤いパイピングのコートがカワイイ!!)に身を包み、
スクーターに乗り、バンドをやってる女の子に恋してしまいます。

この2本って...もしかして監督自身のことをちょっと投影してる??
高校の頃は見るからにロック少年だったのに、好きになる女の子はチアリーダーみたいな"正統派"で、
見た目は"フツーのおじさん"(失礼!)になった今は、ロックっぽい女の子に惹かれるのかしら...などと
勝手に妄想したり...あせあせ

なんかこの監督の、ロックテイスト×"ふつう"(というか、やや保守??)っぽさのブレンド具合、かなり好みかもしれません。

正直に言ってしまえば、ストーリー自体はどちらもすっごい独創的とか、キレがあるというわけではないのですが、
テイストが好みで、罪のないストーリーで、安心して笑える...とくれば、なーんにも考えずに楽しみたいときには最高!
疲れたココロにはぴったりの良いお薬でしたハート
そして、ズーイー・デシャネルみたいに髪を伸ばしたくなりました
(なのに切ってしまって激しく後悔中...泣き顔

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