セミ。第一章

昆虫が平気だった子供の頃。
セミを捕獲して持ち帰ると、

「セミは何年も土の中にいて、
やっと地上に出ても1週間しか生きられないから
捕まえたらかわいそう。」

と聞いて、
「そうか、、かわいそうなんだ・・」
と、思い込んでいた。

かわいそうと思いつつ、
セミの首から下の部分を土に埋めて
「お布団におやすみ。」
とかやってたのを思い出す。

子供って残酷。


でも、今考えると、
セミは土の中にいるときが本当は楽しいんじゃないの？

気温も快適だし、外敵に襲われることもなく、
土の中でパラダイスしてたりするんじゃ？ もしかして。

で、いよいよ地上に出なくちゃいけなくなって、

「え！？　次、オレ？　やだよ、だって外あちぃじゃん。」

とか言ってたり。

たまにいるのが
「ボク、立派なクマゼミになって、大きな声で鳴くんだ！！」
と、忠誠心溢れる幼虫。

そして実際に羽化したら小っちゃなニイニイゼミで、
「ジー　ジー...」
心折れそうな一週間、みたいな。

今はセミを捕まえるなんて
気持ち悪くてぜったい出来ないし。。。

この写真を見ながらご飯を食べたら
食欲なくしてダイエットによいかも！！


昆虫、ダメだぁー (￣_￣|||); ｵｴｯ