お正月休み中には、またごっそりと映画を観てしまいそうなので、
ひとまず、お休み前までに観た映画をUP
今月は、音楽系のドキュメンタリーが多かったのですね...
・・・・・・・・・・
「トロピック・サンダー 〜史上最低の作戦〜」
★★★
原題:Tropic Thunder
監督:ベン・スティラー
出演:ベン・スティラー、ジャック・ブラック、ロバート・ダウニー・Jr、トム・クルーズ
これは...ホントに"コメディ"と言ってしまってよいのでしょうか?
面白いのですが...かなりブラック&グロ過ぎ
しかも役者がみんな上手いせいか、結構"マジ"に見えてしまうところもあって笑いどころが難しかったです。
そんな中で、"笑い"の要素を一手に引き受けていたのは、意外なことに特別出演のトム・クルーズ
!
なんと、禿げヅラをかぶり、脂肪&毛深い特殊メイクまで施し、
『マグノリア』の役のテンションを100倍くらい濃くしたカンジで
ゲスな映画会社の重役の役を楽しそーに怪演しています
ノリノリで踊りまくりシーンとか、もう最高!!!
隣りに座っていた人は、「クレジットが出るまで気が付かなかった〜」と言ってたほどです。
『オースティン・パワーズ』のカメオ出演といい、案外こーゆーの好きなのかも...
と考えると、トム様って実はいいヤツ??(←すごい上から目線のモノ言いですね)
ちょっとトム・クルーズが好きになりかけました。
そして、この映画がコメディに見えず"マジ"っぽくみえた理由の一端は、ベン・スティラー演じるタグ・スピードマンのマネージャー役を演じたマシュー・マコノヒーにあるかもしれません。
M・マコノヒーだと、"マヌケ"っぽくはあっても、"おマヌケ"ではないのですよー。
この役、オーウェン・ウィルソンで見たかったなあ。。。
あと映画のオープニングに流れる、"スター"3人のフェイクトレーラーは必見!
このシーンが一番おもしろかったかも???しれません。
トビー・マグアイアもよくやるなあ...
と感心(?)です。
「ザ・フー:アメイジング・ジャーニー」
★★★★☆
原題:Amazing Journey
監督:マーレイ・ラーナー 、ポール・クラウダー
出演:ロジャー・ダルトリー、 ピート・タウンゼント 、ジョン・エントウィッスル、キース・ムーン 、スティング 、ノエル・ギャラガー
先日の武道館ライブと相まって、素晴らしかったです
まさに、バンドの辿ってきた軌跡そのものが「アメイジング・ジャーニー」なのだなあと感動し、ライブに続いてまたまた涙が...。
そしてこの映画を観て改めて思ったのは、The Whoというバンドは「陰」と「陽」が絡み合っているバンドだということです。
フロントの二人、ロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼントはルックスも性格もまさに陽と陰。
ですが、一見した性格が"外交的"と"内向的"である分なのか、
「音楽をつくりだす」という才能を問われたとき、陽のロジャー・ダルトリーの抱えた闇が大きく、陰のピート・タウンゼントのほうが迷いがなく、むしろ明るいような気が。
そして、すでに亡くなってしまったリズムを支える二人。
一見すると破天荒に明るいのに、言うまでもなく、誰にも立ち入れないような狂気を抱えていたキース・ムーン。
月並みな表現ですが、「クロスロードで悪魔に魂を売る」というのはこうゆうことか...と思いました。
対して、一見は一番まっとうそうなジョン・エントウィッスルこそ実は一番の浪費家でその最期も、ラスベガスで女の人と一緒だったとか...。
亡くなったのはとても悲しいことですが、ある意味、これはとってもシアワセな死に方ではないでしょうか?
「ったく、らしーよなー」と周囲も思わず、苦笑いいしてしまうような。
この映画を観て、私が一番心を引かれたのはキース・ムーンの生き方です。
若いときは、バンビのような瞳で母性本能をくすぐりまくる愛くるしさを持っていた人が
(実のお母様も出てきて「子供の頃は、とっても良い子だったのに...」と言っていましたが)
なんで、あんなに生き急いでしまったのか...。
映画が大好きだったというキース・ムーン。
ぜひ、彼の生涯を描いた映画を作ってほしいなあ、と思いましたが、
ブライアン・ジョーンズの映画があるから、二番煎じのようになりそうで難しいのでしょうか。。。
「ブラインドネス」
★★★☆
原題:Blindness
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:ジュリアン・ムーア 、マーク・ラファロ 、ガエル・ガルシア・ベルナル、ダニー・グローヴァー、伊勢谷友介 、木村佳乃
シカゴの街に住む一人の日本人男性が、車の運転中に突然、目が見えなくなる。
それも、普通視力を失うならば「暗闇」になるはずなのに、「真っ白」だという。
原因がわからないまま、彼に触れた人から感染はまたたく間に広がって行き、治療法もわからないため、感染した人たちは隔離病棟へ押し込まれていく。
しかしそこは、医者も看護師はいないばかりか、1日数回食糧を放り込まれるだけのまさに収容所。
そんな中で唯一、感染した医者の妻(ジュリアン・ムーア)だけは感染していなかったが、自分も目が見えないふりをして、夫について収容所に入っていた。
当初は秩序が保たれていた収容所だったが、人数がみるみる増えていくにつれて、目が見えない分、人々の欲望が露わになっていく...。
これは、友達がプロデュースに関わっていると聞いていたので半分義理で観に行きました。
いかにもコムズカシそうな印象だったので、期待値はとても低ーーーーーーいカンジで。
そうしたら...思いのほか、面白かったです!
というのは、もっと観念的な話を想像していたら、むしろ直接的でナマナマしかったから。
目が見えず、しかも極限まで追い詰められた中では、
良くも悪くも、ものすごくプリミティヴに五感を使うようになる...という様子が描かれていました。
普通ならば、理性で抑えている欲望がつぎつぎと露わになっていく、
見えないからこそ「見えて」くる、と。
哲学的ではあるのに、不思議に軽さのある作品でした(だから友達は「良くない」って言ってたのかなあ???)
「レッドクリフ Part I」
★★★★
原題:Red Cliff: Part I/赤壁
監督:ジョン・ウー
出演:トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン
まさにこれぞ、映画の醍醐味!!!!という作品です。!
圧倒的なスケールの馬
と人の大群はまるで黒澤映画を観ているよう。
おまけに、そこにしっかりお約束の「白い鳩」も、二兆拳銃ならぬ2本刀でも出てきて「これぞジョン・ウー!」という真骨頂も楽しめます。
子供の頃、人形劇の三国志が大好きで、その頃は関羽が大好きでしたが今回はとにかく趙雲!!!
敵をなぎ倒していく姿は、もうカッコよすぎです〜〜〜
そして、今回の「レッドクリフ」では悪者である曹操が、意外と魅力的に描かれているというのが印象的でした。
確かに、腹黒くて悪いヤツなのですが、
敵方であっても、有能な人材には一目を置き、無闇に殺すようなことはせず、できれば「欲しい」と思う。
お金と権力に目がなく、かと思うと女一人のために、何万もの人を犠牲にするような残酷な無邪気さ持ちながらも、
腹心にさえ本心を明かさず、一人で孤独を抱える、ある意味の心の強さも持っている...。
・・・と考えていてふと思ったのは
「この『レッドクリフ』はジョン・ウー自身の"ハリウッドとの闘い"
そのものなのではないでないか?」ということです。
悪いけれど魅力的な曹操は、まさにハリウッド。
そして、そんな到底かなうはずのない巨大な敵を相手に、
無謀に見える闘いを挑むのが、ジョン・ウー。
孔明や玄徳と同じように、ジョン・ウーもそんな相手を闘うために、
一番勝手を知っている自国を舞台に、
信頼のおける将軍(役者)たちとともに、
古いけれどもうまく使えば効果的な戦法を総動員して
もっとも"王道"の作戦(作品)で真っ向から闘いに挑む...
こんなことを考えていて、「じゃあ、ジョン・ウーは玄徳なのかしら??」と最初は思ったのですが、よく考えたら、孔明ですね。
策を練ってる張本人だし、白い鳩飼ってるのは孔明だし。
うーーーん、Part2が今から楽しみです〜
「ヤング@ハート」
★★★★
原題:Young@Heart/Young at Heart
監督:スティーヴン・ウォーカー
ひっそりした公開ながら、満足度の高さで話題になっているこの作品。
平均年齢80歳(!!)のおじいちゃん・おばあちゃん合唱団が、
ソニックユースやらクラッシュやらトーキング・へッズやらの曲を、最初は「なんじゃコレは??」という顔をしながらも、
パワーと情熱で自分たちのモノにしていく姿を描いたドキュメンタリーです。
「楽しく元気なおじいちゃん、おばあちゃん」というだけの話ではありません。
コンサート真際に、主要メンバーの二人が急逝してしまいます。
みんな悲しみに暮れながらも、「きっとあいつだって、歌ってほしいと思ってるよ」と言って、一番の親友が故人が歌うはずだったパートを歌います。
もちろん、私でも誰でも「死」の可能性はいつでもあるわけですが、
それでも、お年を召した方たちほど近いものではありません。
このメンバーのおじいちゃん・おばあちゃんにとって、「死」はすぐ隣りにあるもので、そんな大切な人たちの死や、さまざまな過去を乗り越えたた今だからこそ、生きている時間をうんと楽しもう!、
順風満帆な人生ではなくても、今、生かされていることに感謝しよう、
という気持ちが、とてもとても強く感じられました。
人生の楽しみ方を教えてもらったような作品でした。
「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」
★★★★☆
原題:Shine a Light
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ザ・ローリング・ストーンズ、ジャック・ホワイト、バディ・ガイ、クリスティーナ・アギレラ
かっこいい〜〜〜〜〜
「シャイン・ア・ライト」というタイトルのとおり、見た瞬間、心がパッとライトで照らされるたような気分になりました
今のストーンズといえばスタジアムでのライブがほとんどですが、
この作品で取り上げたのは、クリントン元大統領が主催したビーコン・シアターでのライブ。
当初ミックは、バンド史上最大規模で行うリオデジャネイロの野外ライブを撮影したかったそうですが、
監督であるスコセッシは「そんなのは自分じゃなくても撮れる」ということで、あえてストーンズとしては異例なほど小さいハコこのライブを選び、プライベート間の強い空間を追体験できる作品にしたとか。
うーーーーーん、大成功です!
ですが、そのような「思惑の違い」によるせめぎあいは当然あり、
そんなピリピリ感がが映画冒頭では赤裸々に映し出されます。
ところが、ひとたびライトがついたら!
そんなイザコザなんてウソのように、最高のRock'n Roll Showが始まります。
まさにお互いプロフェッショナル!!!とこれまた感動的です。
ミックが悩んだ末のセットリストも最高!
中でも、キースがYou Got the Silverをギターを持たず(!)手ぶらで歌ったのはビックリ&カッコよすぎでした(なんでもこれはスコセッシのリクエストらしいです)。
途中で少しだけ、ライブを引き立てるように昔のインタビューが挿入されるのですが、その中でキースが「ロンとあなたと、どちらが上手いですか?」と聞かれて言った言葉、
「一人なら下手だけど、二人なら最強さ」
にはもう痺れました〜〜
大きな画面で見たかったので、仕事が終わった後、有楽町の日劇のレイトで観たのですが、仕事の疲れなんて吹っ飛びましたよーーー。
大画面であの親密な空間でのライブを体験できる贅沢といったら!!!!!!
本当のストーンズのライブに行ったときよりよりも、ライブを近く感じられました。
あ〜〜〜、シアワセなひとときでした
ひとまず、お休み前までに観た映画をUP
今月は、音楽系のドキュメンタリーが多かったのですね...
・・・・・・・・・・
「トロピック・サンダー 〜史上最低の作戦〜」
★★★
原題:Tropic Thunder
監督:ベン・スティラー
出演:ベン・スティラー、ジャック・ブラック、ロバート・ダウニー・Jr、トム・クルーズ
これは...ホントに"コメディ"と言ってしまってよいのでしょうか?
面白いのですが...かなりブラック&グロ過ぎ
しかも役者がみんな上手いせいか、結構"マジ"に見えてしまうところもあって笑いどころが難しかったです。
そんな中で、"笑い"の要素を一手に引き受けていたのは、意外なことに特別出演のトム・クルーズ
なんと、禿げヅラをかぶり、脂肪&毛深い特殊メイクまで施し、
『マグノリア』の役のテンションを100倍くらい濃くしたカンジで
ゲスな映画会社の重役の役を楽しそーに怪演しています
ノリノリで踊りまくりシーンとか、もう最高!!!
隣りに座っていた人は、「クレジットが出るまで気が付かなかった〜」と言ってたほどです。
『オースティン・パワーズ』のカメオ出演といい、案外こーゆーの好きなのかも...
と考えると、トム様って実はいいヤツ??(←すごい上から目線のモノ言いですね)
ちょっとトム・クルーズが好きになりかけました。
そして、この映画がコメディに見えず"マジ"っぽくみえた理由の一端は、ベン・スティラー演じるタグ・スピードマンのマネージャー役を演じたマシュー・マコノヒーにあるかもしれません。
M・マコノヒーだと、"マヌケ"っぽくはあっても、"おマヌケ"ではないのですよー。
この役、オーウェン・ウィルソンで見たかったなあ。。。
あと映画のオープニングに流れる、"スター"3人のフェイクトレーラーは必見!
このシーンが一番おもしろかったかも???しれません。
トビー・マグアイアもよくやるなあ...
「ザ・フー:アメイジング・ジャーニー」
★★★★☆
原題:Amazing Journey
監督:マーレイ・ラーナー 、ポール・クラウダー
出演:ロジャー・ダルトリー、 ピート・タウンゼント 、ジョン・エントウィッスル、キース・ムーン 、スティング 、ノエル・ギャラガー
先日の武道館ライブと相まって、素晴らしかったです
まさに、バンドの辿ってきた軌跡そのものが「アメイジング・ジャーニー」なのだなあと感動し、ライブに続いてまたまた涙が...。
そしてこの映画を観て改めて思ったのは、The Whoというバンドは「陰」と「陽」が絡み合っているバンドだということです。
フロントの二人、ロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼントはルックスも性格もまさに陽と陰。
ですが、一見した性格が"外交的"と"内向的"である分なのか、
「音楽をつくりだす」という才能を問われたとき、陽のロジャー・ダルトリーの抱えた闇が大きく、陰のピート・タウンゼントのほうが迷いがなく、むしろ明るいような気が。
そして、すでに亡くなってしまったリズムを支える二人。
一見すると破天荒に明るいのに、言うまでもなく、誰にも立ち入れないような狂気を抱えていたキース・ムーン。
月並みな表現ですが、「クロスロードで悪魔に魂を売る」というのはこうゆうことか...と思いました。
対して、一見は一番まっとうそうなジョン・エントウィッスルこそ実は一番の浪費家でその最期も、ラスベガスで女の人と一緒だったとか...。
亡くなったのはとても悲しいことですが、ある意味、これはとってもシアワセな死に方ではないでしょうか?
「ったく、らしーよなー」と周囲も思わず、苦笑いいしてしまうような。
この映画を観て、私が一番心を引かれたのはキース・ムーンの生き方です。
若いときは、バンビのような瞳で母性本能をくすぐりまくる愛くるしさを持っていた人が
(実のお母様も出てきて「子供の頃は、とっても良い子だったのに...」と言っていましたが)
なんで、あんなに生き急いでしまったのか...。
映画が大好きだったというキース・ムーン。
ぜひ、彼の生涯を描いた映画を作ってほしいなあ、と思いましたが、
ブライアン・ジョーンズの映画があるから、二番煎じのようになりそうで難しいのでしょうか。。。
「ブラインドネス」
★★★☆
原題:Blindness
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:ジュリアン・ムーア 、マーク・ラファロ 、ガエル・ガルシア・ベルナル、ダニー・グローヴァー、伊勢谷友介 、木村佳乃
シカゴの街に住む一人の日本人男性が、車の運転中に突然、目が見えなくなる。
それも、普通視力を失うならば「暗闇」になるはずなのに、「真っ白」だという。
原因がわからないまま、彼に触れた人から感染はまたたく間に広がって行き、治療法もわからないため、感染した人たちは隔離病棟へ押し込まれていく。
しかしそこは、医者も看護師はいないばかりか、1日数回食糧を放り込まれるだけのまさに収容所。
そんな中で唯一、感染した医者の妻(ジュリアン・ムーア)だけは感染していなかったが、自分も目が見えないふりをして、夫について収容所に入っていた。
当初は秩序が保たれていた収容所だったが、人数がみるみる増えていくにつれて、目が見えない分、人々の欲望が露わになっていく...。
これは、友達がプロデュースに関わっていると聞いていたので半分義理で観に行きました。
いかにもコムズカシそうな印象だったので、期待値はとても低ーーーーーーいカンジで。
そうしたら...思いのほか、面白かったです!
というのは、もっと観念的な話を想像していたら、むしろ直接的でナマナマしかったから。
目が見えず、しかも極限まで追い詰められた中では、
良くも悪くも、ものすごくプリミティヴに五感を使うようになる...という様子が描かれていました。
普通ならば、理性で抑えている欲望がつぎつぎと露わになっていく、
見えないからこそ「見えて」くる、と。
哲学的ではあるのに、不思議に軽さのある作品でした(だから友達は「良くない」って言ってたのかなあ???)
「レッドクリフ Part I」
★★★★
原題:Red Cliff: Part I/赤壁
監督:ジョン・ウー
出演:トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン
まさにこれぞ、映画の醍醐味!!!!という作品です。!
圧倒的なスケールの馬
おまけに、そこにしっかりお約束の「白い鳩」も、二兆拳銃ならぬ2本刀でも出てきて「これぞジョン・ウー!」という真骨頂も楽しめます。
子供の頃、人形劇の三国志が大好きで、その頃は関羽が大好きでしたが今回はとにかく趙雲!!!
敵をなぎ倒していく姿は、もうカッコよすぎです〜〜〜
そして、今回の「レッドクリフ」では悪者である曹操が、意外と魅力的に描かれているというのが印象的でした。
確かに、腹黒くて悪いヤツなのですが、
敵方であっても、有能な人材には一目を置き、無闇に殺すようなことはせず、できれば「欲しい」と思う。
お金と権力に目がなく、かと思うと女一人のために、何万もの人を犠牲にするような残酷な無邪気さ持ちながらも、
腹心にさえ本心を明かさず、一人で孤独を抱える、ある意味の心の強さも持っている...。
・・・と考えていてふと思ったのは
「この『レッドクリフ』はジョン・ウー自身の"ハリウッドとの闘い"
そのものなのではないでないか?」ということです。
悪いけれど魅力的な曹操は、まさにハリウッド。
そして、そんな到底かなうはずのない巨大な敵を相手に、
無謀に見える闘いを挑むのが、ジョン・ウー。
孔明や玄徳と同じように、ジョン・ウーもそんな相手を闘うために、
一番勝手を知っている自国を舞台に、
信頼のおける将軍(役者)たちとともに、
古いけれどもうまく使えば効果的な戦法を総動員して
もっとも"王道"の作戦(作品)で真っ向から闘いに挑む...
こんなことを考えていて、「じゃあ、ジョン・ウーは玄徳なのかしら??」と最初は思ったのですが、よく考えたら、孔明ですね。
策を練ってる張本人だし、白い鳩飼ってるのは孔明だし。
うーーーん、Part2が今から楽しみです〜
「ヤング@ハート」
★★★★
原題:Young@Heart/Young at Heart
監督:スティーヴン・ウォーカー
ひっそりした公開ながら、満足度の高さで話題になっているこの作品。
平均年齢80歳(!!)のおじいちゃん・おばあちゃん合唱団が、
ソニックユースやらクラッシュやらトーキング・へッズやらの曲を、最初は「なんじゃコレは??」という顔をしながらも、
パワーと情熱で自分たちのモノにしていく姿を描いたドキュメンタリーです。
「楽しく元気なおじいちゃん、おばあちゃん」というだけの話ではありません。
コンサート真際に、主要メンバーの二人が急逝してしまいます。
みんな悲しみに暮れながらも、「きっとあいつだって、歌ってほしいと思ってるよ」と言って、一番の親友が故人が歌うはずだったパートを歌います。
もちろん、私でも誰でも「死」の可能性はいつでもあるわけですが、
それでも、お年を召した方たちほど近いものではありません。
このメンバーのおじいちゃん・おばあちゃんにとって、「死」はすぐ隣りにあるもので、そんな大切な人たちの死や、さまざまな過去を乗り越えたた今だからこそ、生きている時間をうんと楽しもう!、
順風満帆な人生ではなくても、今、生かされていることに感謝しよう、
という気持ちが、とてもとても強く感じられました。
人生の楽しみ方を教えてもらったような作品でした。
「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」
★★★★☆
原題:Shine a Light
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ザ・ローリング・ストーンズ、ジャック・ホワイト、バディ・ガイ、クリスティーナ・アギレラ
かっこいい〜〜〜〜〜
「シャイン・ア・ライト」というタイトルのとおり、見た瞬間、心がパッとライトで照らされるたような気分になりました
今のストーンズといえばスタジアムでのライブがほとんどですが、
この作品で取り上げたのは、クリントン元大統領が主催したビーコン・シアターでのライブ。
当初ミックは、バンド史上最大規模で行うリオデジャネイロの野外ライブを撮影したかったそうですが、
監督であるスコセッシは「そんなのは自分じゃなくても撮れる」ということで、あえてストーンズとしては異例なほど小さいハコこのライブを選び、プライベート間の強い空間を追体験できる作品にしたとか。
うーーーーーん、大成功です!
ですが、そのような「思惑の違い」によるせめぎあいは当然あり、
そんなピリピリ感がが映画冒頭では赤裸々に映し出されます。
ところが、ひとたびライトがついたら!
そんなイザコザなんてウソのように、最高のRock'n Roll Showが始まります。
まさにお互いプロフェッショナル!!!とこれまた感動的です。
ミックが悩んだ末のセットリストも最高!
中でも、キースがYou Got the Silverをギターを持たず(!)手ぶらで歌ったのはビックリ&カッコよすぎでした(なんでもこれはスコセッシのリクエストらしいです)。
途中で少しだけ、ライブを引き立てるように昔のインタビューが挿入されるのですが、その中でキースが「ロンとあなたと、どちらが上手いですか?」と聞かれて言った言葉、
「一人なら下手だけど、二人なら最強さ」
にはもう痺れました〜〜
大きな画面で見たかったので、仕事が終わった後、有楽町の日劇のレイトで観たのですが、仕事の疲れなんて吹っ飛びましたよーーー。
大画面であの親密な空間でのライブを体験できる贅沢といったら!!!!!!
本当のストーンズのライブに行ったときよりよりも、ライブを近く感じられました。
あ〜〜〜、シアワセなひとときでした















